日本最年少選挙プランナー・株式会社ダイアログ代表取締役、松田馨さんから寄稿をいただきました!
ぜひ、ご一読ください!
はじめまして。日本最年少選挙プランナー、ぎりぎり20代の松田馨です。
ivoteの活動趣旨に共感しアドバイザーとして微力ながらお手伝いをしています。
今回メールマガジンへ寄稿させてもらうにあたって、
選挙の現場の話を交えて、ivoteの活動の意味について書きたいと思います。
私はこれまで大小さまざまな選挙に関わってきましたが、
若者向けの政策を全面に掲げる候補者は1人もいませんでした。
なぜか。
ivoteのWebにも書いてあるとおり、世代人口が少なく、投票率が低いからです。
「なーんだ、結局若い人は無視されるじゃん」と思ったそこのあなた。
その通り、ほとんど無視されているのが現状です。
【投票率低下のスパイラル】
��1)若者人口が少なく投票率も低い
↓
��2)候補者は若者が関心を持つような政策を掲げない
↓
��3)若者の関心がますます低下し投票率が下がる
という投票率低下のスパイラルに入っています。
候補者からすれば、対立候補より一票でも多く得票したいわけですから、
当然人口が多くて投票率も高い層をターゲットにします。
私が選挙のお手伝いをする場合でも、その地域の年代別人口分布や男女比、
投票率を必ず調査してから戦略をたてます。
その結果、人口も多くて投票率も高い60代をターゲットに、
年金や医療の問題が政策の柱になってくるわけです。
もし機会があれば、選挙期間中に候補者が主催する
個人演説会に行ってみてください。
まず間違いなく、参加者のほとんどは60歳以上の男性です。
応援弁士や候補者の演説内容は、もちろん年配の方に向けたものになっていて、
若者向けの政策なんてこれっぽっちも出てきません。
どれだけ若者が無視されているかがリアルに感じられる場所ですので、
社会勉強に一度足を運んでみると面白いと思います。
少し脱線しました。さて、本題です。
ここでもし若者の投票率があがるとどうなるか。
【投票率上昇のスパイラル】
��1)人口は少ないが投票率が高いので無視できない
↓
��2)候補者は若者が関心を持つような政策を掲げる
↓
��3)ますます若者の関心が高まり投票率も上がる
という投票率向上のスパイラルに入る可能性があるのです。
ivoteのキャッチコピー「No reason ivote.」を丁寧に意訳するならば、
「理由なんかなくたっていい。
とにかく投票へ行こう」というところでしょうか。
僕の好みで乱暴に意訳すると「いいから投票に行け」という感じになります。
とにかく投票に行けば何かが変わる。
それは投票した一人ひとりの意識であったり、
候補者や政党のとらえ方であったり色々だと思いますが、
はっきりしているのは若者の投票率が上がらなければ、
今までどおり何も変わらないということです。
若者の投票率が上がれば、
必ず若者向けの政策を掲げる候補者・政党は増えます。
そうなると、ちょっと面白いと思いませんか?
「政治は未来をつくるもの」ですから、ぜひ若い世代が存在感を発揮して、
年配の方々しか見ていない候補者・政党に一泡吹かせてやりましょう。
次の衆議院総選挙では「No reason ivote.」でよろしくお願いしますね。
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