2011年10月8日土曜日

メンバーのコラムpart21~慶應義塾大学大学院 道塚瞬~

初めまして。
今年7月から、新たにivoteメンバーに加わった慶應義塾大学大学院M1の道塚瞬と申します。

少しだけ自己紹介させていただきます。

北海道の旭川市という田舎からやってきました(旭山動物園がある市です)。

大学卒業後、北海道庁職員と政治家の秘書を少し経験して慶應院にきました。

北海道庁職員時代は、北海道選挙管理委員会の仕事も兼務しており、政治資金の規制や政治団体の設立・異動・解散等の手続き業務を主に担当していました。

その後、地元である旭川市で市長選挙があり、秘書という立場で選挙を手伝わさせていただきました。

そして4月から大学院にきて、自分の専攻分野である経済学、とりわけ金融論の勉強をしております。

次にivoteになぜ加入したのかについて話させていただきます。

私はこれまで24年間生きてきて様々な友達ができました。
官僚の者、弁護士の者、公認会計士の者、医者の者、東大生や京大生、甲子園に出場した者、プロスポーツ選手になった者、AV女優になった者、お笑い芸人になった者等もいます。(このような人たちと話していると自分が凡人であると改めて考えさせられます)。

しかし、そのような人達でさえ、政治の話しになるとどこか疎く、他人事のように政治のことを話すことに昔から疑問を感じていました。
まだ私たちが学生であるため、親に守られ、政治のことだけではなく、日々の暮らしの心配さえする必要がないのからなのかもしれません。
または、早くに働き出した人は毎日の仕事に追われ、政治のことなんか考える暇さえないのかもしれません。

しかし、選挙というのは自分たちの代表を選ぶわけですから、高齢の有権者は自分たちの利益を代弁してくれる同世代の候補に投票しがちです。
一方、高齢者の票で当選できた議員は、高齢者の利益を最優先に働きます。その結果、「高齢者の、高齢者による、高齢者のための政治」(「18歳が政治を変える!ユースデモクラシーとポリティカルリテラシー」から引用)が行われることになります。

高齢者の今まで培ってきた経験や見識を政治にぶつけることは非常に有益ではあるのですが、そのような若者ぬきの偏った政治には問題があります。
そうした偏った政治がどういう結果を招いてきたか。予算配分は投票してくれる年配層や業界団体に対して手厚いものとなり、投票に行かない若年層のための投資的予算が割かれていないのが現状です。

このように、現在の政治状況を勘案すると、高齢世代の発言力が大きくなっていると言わざるを得ません。(実際に北海道庁職員時代や政治家の秘書の経験から私自身もそれを実感した。)
また、こういったシルバーデモクラシーと言われる状況は、今後さらに強くなることが予想されます。

将来を見据えた政治を実現するためには、未来に責任ある世代の政治参加、社会参加が必要であることは間違いありません。そうした意味からも若者の声を政治に反映させることは急務であります。

各世代が意見を出し合い、持続可能な社会システムの構築を目指すことが、今を生きる者の責任ではないでしょうか。今の政治に声を上げないこと、権利である投票権を行使しないということは、自分たちの将来と、未来(自分たちの子供や孫)の世代に対して責任を果たさないということだと、道塚は考えるのです。

そのため、自分が今いる場所から、少しでも政治というものを若者が触れられる政治にしたいと思っていた頃、偶然「ivote」に出会いました。ivoteに入って政治へのアプローチには色々なやり方があるんだなと感じております。勉強させられっぱなしです。

少しでも、自分がivoteにいたことでivoteにも政治にも、そして社会全体にも影響を与えられたらなと感じています。
微力ではありますが役に立てるよう、頑張ります。よろしくお願いします(^_^)

乱雑で稚拙な文章にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

オススメの本

ドストエフスキー・【罪と罰】

村上春樹・特に青春三部作【風の歌を聴け】【1973年のピンボール】【羊をめぐる冒険】
すべての村上春樹文学はここから。

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