2012年8月31日金曜日

メンバーの政治に対して思ってること~2~

��月はivoteメンバーの個々人の政治に対する思いを発する月間ということで、再度、事務局のたっきぃが書かせていただきます。8月も最後なので!

 やはり、時事的なことがホットだと思うので、近頃ニュースになった、「予算執行抑制策」について考えてみたいと思います。
 たとえば、毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/select/news/20120901k0000m010079000c.html
では、

「赤字国債の発行に必要な特例公債法案の成立のめどが立たず、政府は31日、予算執行の抑制策を発表した。財源が枯渇する事態を先延ばしするため、地方交付税や国立大学などへの補助金を減額する異例の事態となる。法案審議が遅れれば、国民生活への影響が広がる可能性があり、地方自治体などから懸念の声が上がっている。」

といったことが報道されています。

日経新聞:
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS3100D_R30C12A8EB1000/
��HK:
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120830/k10014638461000.html

 私も、国立大学で研究をさせていただいている身であるので、他人事ではありません。もちろん、学費は払っていますが、研究にかかる費用の大部分は様々な補助金からくるもので、その中には税金を財源としたものも多くあると思います。
 それらの資金を使って、私は、「太陽光を基軸としたエネルギー貯蔵」を大きなテーマとして、太陽光による水分解で水素を発生させる研究をしようとしています。広い意味での人工光合成です。水素は二酸化炭素を発生させないクリーンなエネルギーとして次世代のエネルギー源の一つとして注目されています。また、二酸化炭素と反応させて有機物を作ることもできるので、そういった面からも水素は重要であると言えます。

 さて、私もそういった形で研究をさせていただいているということで、補助金の減額は放っておけないニュースでした。予算抑制が実際に行われれば、戦後初の異例の事態です。

 戦後初ということで、本当に予算執行の抑制が必要なのか、いろいろと調べてみました。そこで、出てきたのが政府短期証券(FB)の発行をすれば、予算執行の抑制をすることができるということでした。しかし、安住財務大臣は「許容できない」としたそうです。なぜ許容できないのか彼は理由を言ってくれない(か、報道されてないか)ので、真意は分かりかねますが、この政府短期証券を発行して一時的にしろ、しのぐことは可能です。

 例えば、FBでしのいでいる間に、解散総選挙をして国民の意見を伺い、総選挙後の国会で赤字国債法案を通せば良いだけの話です。民主党に逆風が吹いているので解散などしたくないかもしれませんが、国民のことを考えればそんなことは本来ならば二の次なはずです。予算執行抑制で困るのは国民です。

 政治家のみなさんにはどうか私たちのことを考えて行動していただきたく思います。切実なお願いです。

2012年8月13日月曜日

メンバーの政治に対して思ってること~1~

 8月はivoteメンバーの個々人の政治に対する思いを発する月間ということで、まずは事務局のたっきぃが書いてみようと思います。
 今回は先週成立した社会保障と税の一体改革法案について思ったことを書きます。ちょっと長いですが、興味のある方は読んでみてください。また、あくまでも個人的な思いですので、ivoteの公式な見解ではありませんのでその点はご了承ください。

 8月10日午後、参議院で社会保障と税の一体改革法案が可決され、消費税率が2014年に8%、2015年に10%に引き上げられることが決まった。総理大臣である野田氏は記者会見で「なぜ一体改革をやらなければいけないのか。一つ目は社会保障の安定財源を早急に確保し、支えていかなければならない状況に陥っている。増収分はすべて社会保障として使うと約束したい。二つ目は未来を搾取するやり方はもはや通用しない。三つ目は国の財政への信用を失えば金融不安、経済不安、信用不安につながる。四点目は決めなければならない時に先送りをせずに決めきる政治だ。それが最大の政治改革だ」と述べた。ここでは、4点について一つ一つ考えてみよう。

 まず一つ目だが、社会保障の財源として一体改革(≒消費税増税)が必要だというわけだが、そのためには、消費税率をアップすれば税収がアップするという前提が必要になる。では、1997年4月に消費税率を上げたとき、税収が増えたのか。その検証が必要となる。図1は日本の一般会計税収の推移である。1997年4月に消費税が3%から5%に引き上げられたものの、5%になって以降1997年度を超える税収は得られていない。3%から5%に上げて税収は下がったのである。
 1997年度の税収は駆け込み需要によるものが多いから、1997年度と比較するのは妥当ではないと言われるかもしれない。しかし、1994年度の税収と比較しても2007年度が匹敵するくらいで他の年度は1994年度の税収よりも下回っている。
 また、アジア通貨危機や北海道拓殖銀行や山一証券の破綻があって景気が悪くなったから税収が減ったと言う意見もある。そうならば、戦後最長の好景気と言われた2000年代でも税収が回復していないので、2007年度でもまだアジア通貨危機の影響があると言うことになる。10年以上も前の金融危機を引きずっていると言うのだろうか。アジア通貨危機や北拓、山一の破綻が原因だというのは詭弁に過ぎない。
 結局、3%から5%に上げた際の教訓は、「消費税率を上げても税収が増えるとは限らない」と言うことである。(もちろん増える可能性もあるが)

ippan.png
出所:財務省


 そして二つ目。「未来を搾取するやり方はもはや適用しない」ということだが、消費税率を上げることで、未来の世代の負担を増やすことにはならないのだろうか?当然のことながら、税率が上がってから支払う金額が多いのは、お年寄りの方よりも長く生きる若者である。若者の方が税率が上がってから生きる期間が長いのだから当然だ。こう考えると消費税増税は「未来を搾取するやり方」に他ならない。

 三つ目の国の財政への信用であるが、ただ消費税率を上げるだけで信用が上がるのだろうか。ギリシャの消費税率は23%だったが財政破綻した。消費税率を上げるだけでは何ら解決にならない。まして、前述したように消費税率の引き上げにより税収が減る可能性もあるので、そうなれば財政への信用は低下するであろう。

 最後に四つ目であるが、「決められない政治から決める政治へ」ということだが、間違ったことを決めるのであれば決めない方が良い。「決められない政治」とか「決める政治」とかで話をする問題ではないと思う。「決めた」ことによって目指していることに対して後退する場合もあるのである。

 以上、野田氏が記者会見で述べた4つの事について私的な意見を述べた。間違われないように一応書いておくが、私は消費税増税には反対ではない。というか、今後20年後、50年後の消費税増税に関して反対する人はほとんどいないだろう。20年後、50年後の財政状況、経済状況如何によっては消費税増税が必要な場合もある。しかし、実際現状を見てみると1997年の時よりも経済の状況は悪い。日経平均も当時は20000円を超えていたが、今は10000円すら割っている状況である。さらに、東日本大震災の復旧や原発事故の解決が未だの国難の状況で増税する必要があるのか。私はそう感じずにはいられない。

 そして、消費税増税する前にできることもまだまだある。民主党の小沢鋭人議員や馬淵議員や自民党、みんなの党が提案しているような日銀法改正、民主党の2009年のマニフェストにもある歳入庁の創設といったことは一刻も早く実現すべきだ。そうした様々な税率アップ以外の方法をやって、それでも足りなければ税率を上げるというのが筋なのではないだろうか。そういったことをせずに税率だけ上げれば、日本もギリシャのようになるかもしれない。(もっとも私は、日本の官僚は優秀なので、そうなる前に適切な対策をすることを確信しており、IMFの管理下に置かれるようなことはないと考えている)

 政治が若者世代の負担増となるような政策をしないように我々20代も政治をきちんと見て、投票に行って意思表示をしなければならないと思う。

2012年8月7日火曜日

7/24 長野県で講演してきました!

こんにちは!
��月の代替わりとともに副代表となりました、堀川です。

暑い日が続いていますが、皆さん体調には気をつけてお過ごしください(^^)
先日はivote4周年パーティーもあり、多くの方がivoteの4周年を、そして代替わりしたivoteを祝ってくださりました。
選挙も近いと言われている中で、これからも面白い企画を準備して、活動していくので、どうぞ皆さんよろしくお願いしますー!

ということで今日は、先月24日に私堀川が長野県で講演会をしたので、その報告をさせていただきます。
今更感は拭えませんが、テスト諸々あったため、お許しください〜

さて今回は、長野県選挙管理委員会の主催で、「明るい選挙推進夏期フォーラム」と題して、若者の政治参加をテーマにシンポジウムが開催されました。
そこへivoteからも是非講演に来てほしいとお誘いをいただき、堀川が新幹線を駆使してはるばる信州へと向かったのです!

持ち時間は1時間!
テーマは若者の社会参加、そしてivoteの活動について!
参加者の方は何と600人!
僕の所属する学部は1学年150人なので、何とその4倍!
もう緊張緊張緊張でガチガチのブルブルでした…

が、選挙管理委員会の方の温かい歓迎や(お弁当おいしかったです♪)
フォローもあり、そして参加者の方も積極的に聞いてくださり、
無事1時間、話したいことを話しきることができました!
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具体的には、
⑴「投票」ってどんな意味を持つのだろう
⑵ivoteの活動、居酒屋ivoteやOneVoiceCampaignなど
⑶行政の方と協力したいこと
などを話しました!
講演後の質問、アンケートでは多くの方が意見をくださり、ivoteを応援してくださる方が本当にたくさんいらっしゃるんだなと、中々しみじみと感動しました☆
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これからも講演のご依頼をいただいたときは積極的に向かい、僕らの考えや普段の活動について知ってもらいたいと思います。
そのためにも、僕らivoteは、本当に様々な企画をあれよこれよと打ち出していくので、どうぞ皆さん期待していてください!
では、今日はこの辺で。

あ、あと夏休み15日から、我らivoteは秩父へ合宿に行きます!
普段は週1でしか顔を合わせないので、時間を取ってゆっくりと話し合いたいと思います!

さらに8月は、メンバー全員が政治について思うことや、ivoteについて思うことなどをブログで書いていきますので、お楽しみに…

以上、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

ほりかわ

2012年8月2日木曜日

まなぼーと

こんばんは。吉田です。
明日はついにivote4周年記念交流パーティーです!
みなさん、ぜひぜひぜひぜひ遊びに来て下さい^^

そしてそして、
大変遅くなってしまったのですが、
まなぼーとのご報告をしたいと思います!

来て下さった皆様、お話して下さった冨樫さん、
そして当日たくさん助けてくれたivoteめんばー
本当に有難うございました!!!

たくさんの不手際で、迷惑をかけてしまいましたが、
みなさんのおかげでなんとか開催することが出来ました!
今回の反省は、次回に活かせるようにします!

冨樫さんのお話は、本当に考えさせられる内容で、
生活保護のみではなく、社会に対する見方を
今一度見直すきっかけとなりました。

もし、またこんなテーマでやってほしいみたいな希望がありましたら
ぜひ連絡下さい^^☆

報告が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
本当に有難うございました!

ではでは、夜分遅くに申し訳なかったです><

明日、皆さんに会えることを楽しみにしておりまーーーす!